FC古川南は宮城県大崎市古川第五小学校を拠点として活動するサッカースポーツ少年団です。

サッカー8人制競技規則改正(更新 2020.1.26現在)

8人制サッカー競技規則の一部が改正されました。
※改正内容の一部は、11人制サッカー競技規則の改正が根拠となります。

サッカー8人制競技規則
8人制サッカーの競技規則です。


サッカー競技規則2019-2020
・2020年4月リーグ開幕からルールが大幅に改正されます。
・内容文は競技規則文を独自に崩して説明しております。
・内容に不備や解釈の違いがあった場合は、都度変更いたします。
・下記の文において以下の通り文言を書き換えております。  
【競技者⇨選手】
【ゴールキーパー⇨GK】
【ボールを手または腕で扱う⇨ハンド】
・表記内の役員とは、チーム内で言う監督とコーチを示します。

 ◆注意事項◆
判定はあくまで審判員個人の裁量であり、明らかに判定の内容に疑問を生じる事もしばしばあります。それは上級審判員でも散見されます。しかし、競技規則の理解度、展開やプレーの見方が違えばある程度判定に違いも生じます。ましてや4種の審判員は、皆さんの子供たちが初めてサッカーを経験するように審判を初めて経験する方(4級審判員)がほとんどです。1対16(審判員1名に対し競技者数16名)、1対6(審判員1名に対し役員数6名)1対多数(審判1名に対し応援保護者多数)の状況を考え言動には十分に注意して下さい。判定があきらかに間違っている場合においては、チーム(監督)を通して協議会又は審判部に報告致しますので、個人による通報は控えて下さい。

主な競技規則の改正は下記の通りです。

◆キックオフ
〇現行:コイントスに勝ったチームがキックオフ、負けたチームが攻める方向となっていました。
○改正:コイントスに勝ったチームは、キックオフか攻める方向を選択できる。

◆GKの交代
〇現行:ボールアウトオブプレーの時に審判の承認を得て、ハーフウェイラインのところで交代する
※現行はボールがラインから出たり、その他の要因でプレーが止まった時に審判の許可を得て、ハーフウェイライン(中央の線)のところから交代が求められていました。
〇改正:ボールアウトオブプレーの時に審判の承認を得て~
・交代で退くGKは境界線の最も近い地点から出なければならない
・交代で入るGKはハーフウェイラインのところからピッチに入る
※改正後は、プレーが止まった時に交代で退くGKは審判の許可を得て直近のゴールラインなど、一番近い境界線から出なければなりません。要するに、大人のサッカーと同じ要領で退くことができます。交代で入るGKは現行通りハーフウェイラインのところから入ります。フィールドの選手も現行通りベンチ側のハーフウェイラインのところで交代となります。

◆ハンド
○現行:至近距離でかわし切れない場合などはハンドとなりませんでした。逆に、ボールとの距離があり、十分に手を使用しないでボール処理ができるにもかかわらず手を使用した場合にハンドの反則でした。
○改正後:至近距離において、
・自身でトラップしたボールが跳ね上がり手又は腕に触れる
・ヘディングでクリア処理したのちに手又は腕に触れる
・シュートブロックなどで身をよじって交わしたときに手又は腕に触れる
・転倒から起き上がるときや転倒した時に体を支えるために出した手や腕にボールが触れる
上記の場合はハンドとなりません。しかし、手や腕が不自然な位置(肩と同じ高さや肩より上に上がっている時)ではハンドとなります。また、得点の時や得点につながる場面において偶発的でも手又は腕に触れたのちの得点は認められません。なお、GKが自陣のペナルティーエリア内で認められていないプレー(バックパス)で犯したハンドには間接フリーキックは与えられるが懲戒罰則(イエローカード又はレッドカード)は対象外となりました。改正によってハンドとしての項目が明確化されました。

◆フリーキックの壁
○現行:相手競技者はボールから7m(8人制の離隔距離、11人制は9.15m)離れなければならない。また、壁の間に入ることが可能でした。
○改正:離隔距離は変わらず、相手の壁が3人以上の場合は壁の間に入れず、かつ、相手の壁から1m以上離れなければなりません。

◆ドロップボール:競技規則に示された又は競技規則にない方法で審判がプレーを止めた場合の再開方法です。○現行:ドロップボールの参加人数に制限はありませんでした。
○改正
・ペナルティーエリア内でのドロップボールは全てGKに返されます。※最後に触れたのが相手競技者であっても同様です。
・ボールが審判に当たり攻撃側選手から守備側選手へとボールが渡った場合は、ドロップボールによってボールを最後に保持していた選手に返されます。
・ドロップボールを与えられた選手以外の全ての選手(味方選手と相手選手)は、インプレー(試合再開)になるまでボールから4m以上離れなければなりません。

◆ゴールキック
○現行:ボールがペナルティーエリアの外に蹴り出されてはじめてインプレー(試合再開)となりました。
○改正:ボールがあきらかに移動すればインプレー(試合再開)となります。したがって、ボールをペナルティーエリアの外に蹴り出すことなく、ペナルティーエリアの中において味方選手にパスすることもできます。相手選手はインプレーになるまではペナルティーエリアの外に出なければなりません。ただし、相手選手がペナルティーエリアの外に出る時間がない場合においても審判はゴールキックを続行させることができます。(クイックスタートが目的の場合)

◆役員への懲戒罰則
○現行:著しい言動においても注意のみで懲戒罰罰則(イエローカード及びレッドカード)の適用はありませんでした。
○改正:著しい言動において役員にも懲戒罰則(イエローカード及びレッドカード)が適用されます。

大まかな改正案内は以上の通りです。
最後に、4種競技者は競技規則、試合展開の質などの全てにおいて未熟な世代です。なぜなら、初めてサッカーという競技を経験する世代だからです。指導者をはじめとした大人側の思考通りにいかないのが4種世代です。そのプレーに対する心ない言動が選手に対して影響を与え、競技種目に対しても影響を与えます。競技人口の減少は、そのような事象も踏まえての現象と考えます。はたから見て、サッカーという競技に子供たちを関わらせたくない競技とならないよう大人側から取り組んで行きたいと思います。

下記URLは『ルールを知ろう!』にリンクしています。

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宮城県大崎市古川穂波