審判員として、いつもチームのためにご協力頂いている皆様へ今後の活動の資となって頂ければ幸いです。
【審判員服装及び携行用具基準】
※凡例
①レフェリー:R
②アシスタントレフェリー:AR
□黒色審判服着用
□ワッペン取付位置
①レフェリーワッペン:左胸
②リスペクトワッペン:右袖
③フェアプレーワッペン:左袖
□携行用具
①ホイッスル:音色の違うホイッスルを2個
※不具合があった場合又は、隣接コートと音色が被らないように携行します。
②腕時計:2個装着
※故障等に備えて携行します。
③トスコイン:AR・予備審の場合も携行します。
※予備として携行します。
④審判手帳
※得点などの記録のため
※AR・予備審の場合も携行します。
⑤警告カード:レッド・イエロー
※4種は努めてグリーンカードも携行しましょう。
□禁止事項
①公式競技規則上、定められていない服装(リーグ中及び県以上の大会において審判服を着用しないなど)
②指輪、磁気ネックレス、ミサンガ(テーピング処置も同様)など競技規則に定められていない上記以外の装具の着用
③スポーツ用眼鏡以外の眼鏡の着用
④ガムなどを噛みながらのレフェリング行為 ※厳禁事項
⑤公式戦におけるネックウォーマーの着用(手袋除く)
【チェック及びセレモニーについて】
審判員にとって、意外と不安になるのがチェックとセレモニーの進め方と思料します。下記に一例を挙げますので参考にして頂けれ幸いです。
※県大会における4種1人制審判の方法でご紹介いたします。
□ベンチ前チェックについて
○R及び予備審による各チームの登録選手確認
①選手の前で確認する選手の背番号を読み上げます。
②その選手が答える氏名と登録票に記載されている氏名が合致しているか確認します。
③併せて、先発選手が相違していないかの確認と欠席している選手の確認も行います。
④氏名確認後は、爪の確認、その後選手のすね当ての装着状態を確認、次いで回れ右をしてもらいスパイクのポイントの状態を確認します。(交換タイプのポイントは認められません。)R自ら後ろに回る必要はありません。
⑤不具合事項があった場合は、速やかにチーム指導者に通報して下さい。判断に迷う場合は、地区予選であれば審判協議、県以上であれば派遣インストラクターに通報相談して下さい。
□入場セレモニーについて
試合開始前のタッチラインから入場する方法は、審判員によりそのやり方は様々です。バルキーンのように高音質のホイッスルの場合、突然強く吹くとすぐそばにいる選手は驚くばかりではなく耳への影響も懸念されます。そうならないように選手の耳に考慮し『声』で合図をしたりします。『笛』で合図する場合は、『笛で入るよ』と声掛けをすればあらかじめ選手に入場方法が伝わります。声の場合は『さあ入りましょう』など選手に上手く伝わるように考慮します。要は、審判員も選手に上手く伝わる方法でコミュニケーションを図ることが大切です。
□ピッチ内入場後のセレモニーについて
①だいたいセンターマークとタッチラインの中間位置で選手達の行進を止めます。
②その後、回れ右をしてベンチへの挨拶、後方に応援者がいる場合は、また回れ右をして挨拶をします。
③その後、ベンチ側に正対してR、予備審、対戦相手と握手を交わしていきます。一般的にはR左側チームから行います。
④握手後、両キャプテンを残しあらためてキャプテン同士の握手、次いで審判員と握手を交わします。
⑤その後、Rがコイントスを実施しエンドとキックオフを決定します。その際、コインの表裏がどちらのチームかを両キャプテンに示します。
⑥トスで勝ったチームがエンドを決定します。負けた方がキックオフとなります。くれぐれも間違えないようにお願い致します。
※上記のチェック及びセレモニーを、大会で定められたキックオフ定刻までに終了させます。
※挨拶の合図は、ピッチへの進入と同じく『笛』なのか『声』なのかを伝えてあげます。
□試合終了後ピッチ内セレモニーについて
①ピッチ入場と同様に横一列に整列させます。
②ベンチに正対しベンチに挨拶、次いで後方の応援者に正対して挨拶、再びベンチ側に正対してR左側チームから握手を交わします。
③選手はそのままベンチに戻ります。Rは選手の行動を妨げないように退場します。
④ピッチを出たらコートに一礼します。
⑤以上で一試合の審判のセレモニーは終了です。
※ただし、注意しなければいけないのは、競技規則2017/2018から審判員はピッチから退場するまでの間、その権限を有しています。その間に選手に警告に値する事象が発生した場合は警告を与えなければいけません。実際に、大崎予選でもその事象が発生しておりますので最後まで気を抜かないように注意しましょう。
以上となりますが、他の審判員の行動を見るのも一つの手段です。ある程度の形式はありますが、試合前、試合後における審判員と選手の大切なコミュニケーションの時間と捉え積極的に実施して頂ければと思います。
また、会場使用時間の関係上、大会実施規定によりセレモニーを行わない場合もあります。その場合は、運営サイドから予め伝えられる場合もありますが、自ら確認しておくのも審判員の役割の一つだと思います。
今後、修正が必要な事項がある場合は、逐次更新しますので宜しくお願い致します。